中小企業がお金を借りるのはだいぶ楽になった?

この不景気の中で、中小企業はもちろん大手企業だって会社の状況は厳しいものとなっています。大手であれば、銀行からの融資を受ける際も「大手」というネームバリューがあるため、比較的審査に通りやすい状況になっていますが、中小企業はどうでしょうか。事業が好転する材料が少ない中、どうしても融資を受けるというのが難しくなっているのは確かです。そうやって倒産している企業が増えてきたことで、国も積極的に中小企業の保護に乗り出しています。

今では、国の融資制度はもちろんですが、各地方自治体でも独自の融資制度を設けています。地方自治体が銀行と中小企業との間に入ることで、銀行からの融資を受けやすくするんですね。

もちろん制度を受けるためには条件があります。例えば、前年度の事業税の滞納がないこと、許可や認可が必要な業種であれば、きちんとその許可・認可を受けているということは最低限の条件です。

そして、連帯保証人を必要とする場合がありますからそこは気をつけておきたいですね。詳細は融資ごとに決まりますから、確認しておくと良いでしょう。また、保証料を支払う場合もあります。この保証料は中小企業の経営行状などに応じて決定しますから、一概にいくらとは言えません。こちらも確認が必要ですね。

中小企業がお金を借りることは、以前に比べるとだいぶ借りやすくなっていると言えます。しかし、まだまだこの不況が続いていくことを考えると、融資することだけでは中小企業を本当に救うことにはなりません。早く景気が回復してくれることを願いたいものです。

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